アルコール検知器の近くでアルコールを含むものを使用したり、動作確認時にマウスウォッシュなどを使用することがあると思いますが、アルコールを使用すると、そのアルコール成分がセンサーユニット内に残気として残ります。
飲酒時の呼気中アルコールと同程度のアルコール濃度であれば、数値検出後の残気処理で次の測定に影響が出ない状態になりますが、高濃度のアルコールを使用すると、残気処理後もアルコール成分がセンサーユニット内に滞留しやすくなります。この状態で測定しようとすると、「モウイチドソクテイシテクダサイ」という印字が出る場合があります。
この印字が出た場合、高濃度のアルコールが滞留している可能性があるため、ALC-MiniⅢの本体の電源を切り、下記の対応を行ってください。
- 室内の換気
- アタッチメントの洗浄
- センサーユニットを風通しの良いところで放置する
滞留しているアルコール濃度によって、上記の対応を行って頂く時間は変わってきますが、滞留しているアルコールが全て揮発することで、正常な状態に戻ります。
またアタッチメントの洗浄を行った後は、しっかりと水分をふき取ってください。
尚、上記の対応を行っても改善しないという場合は、センサーユニットの故障が考えられます。サポートセンターにて修理対応や代替機の手配を行っておりますので、ご連絡ください。